原本の重み

これからは「原本を必要としない社会」が到来するのでしょうか。

コロナの影響もあり、最近は行政への申請が窓口申請から、オンライン申請・郵送申請がますます広まっています。

オンラインで手続きでは、多くの場合、添付書類はすべてPDF送付となります。

これまで行政は真正性の問題から、原本提出(または原本提示)を求めていました。オンラインで完結するには紙の書類が原本である以上、戸籍謄本、登記事項証明書、卒業証書、有資格者証も写しでよいということになります。

今後は写しで足りるのであれば、原本の重みは軽くなっていくように思います。押印廃止なども含め、全ての手続きがデジタル化する前の過渡期の行政手続きということを理解し、そこに潜むリスクも認識しつつ、利便性を享受したいと思います。

2022年04月22日